プロセスエコノミーで安定した売り上げを

あなたが好きな商品・サービスはなんですか？
例えば何年も愛用しているお財布があったとしましょう。あなたがそれを好きな理由はなんでしょうか？ブランド？デザイン？コスパ？理由はそれぞれ違うと思います。
さて、そんなあなたが愛用しているお財布ですが、誰がどういう考えで作ったのでしょうか？どういうコンセプト？なにからインスピレーションを受けたのか？
好きな商品・サービスがどういう経緯で誕生したか気になったことはないでしょうか？

過程を見せて共感を得る
「プロセスエコノミー」という言葉を聞いたことありませんか？ちょっと前ぐらいにビジネス本などでよく見かけた言葉だと思います。私の知識はまだまだ狭いですが、私が知っている限りキングコングの西野さんがプロセスエコノミーのプロ中のプロ。世に広めたきかっけは西野さんが作ったのでは？と勝手に思っています。

プロセスエコノミーとは？
商品・サービスを作る過程を見せることで、ファン（見込み客）を作り、安定した売り上げを作ることを言います。
今までは、企画は会社の会議室でそこの会社の社員のみで行われ、消費者が商品やサービスを知るのは販売告知される段階だったと思いますが、その会議室のやり取りから世に公開するという手法です。
分かりやすい例で言うと、クラウドファンディングやオーディション番組なです、と説明するとみなさん「あー、あれね。」となると思います。

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気がつけば見込み客になっている視聴者
アイドルグループのオーディション番組はとてもよくできている仕組みで、オーディション過程を見ることでファンになり、推しを見つけ、最終選考まで残ってメンバーに内定するかをドキドキしながら最後まで番組を見続ける。デビューしたあかつきには、有料イベントに参加、音源購入、はたまたライブに行きグッズを買いまくる、という誰もが知っているこの流れがまさに「プロセスエコノミー」です。

さらなる仕掛けが実はある
「単純接触効果」というのを知っていますか？人は会えば会うほどその人に好意を持つ、というものです。オーディション番組を見続けることで、ある意味の「会う」状況を作りだし、見ている人はオーディション参加者に好意を持ちます。
人間て案外単純にできていますよね。笑

どうやって始めるの？
商品やサービスを企画段階から世に公開することに抵抗がある方もいると思いますが、リアリティー番組にも台本があるような時代ですから、シナリオ作りから始めるところからスタートするのが良いと思います。

シビアな消費者目線
これだけ物やサービスが溢れている日本において、何を買うのかと同じぐらい「誰から買うのか？」が重要視されている時代になっていると思います。
お店に並んでいる商品を見ると、もちろんデザインなどで独自性を出そうとしているのは分かりますが、似たような商品が似たような値段で売られているなと思います。
迷ったら知ってるブランドを選んだりすることがあるのかなと思いますが、この場合は誰（どのブランド）から買うのか、という選択が生まれていると思います。