仕事で新規事業を考えたことはありますか?私は年齢的に立場的にそういう場面に立ち会うことがそれなりにあります。若手にこういう話をふると基本的に誰も思いついてないだろうことを必死に探そうとして、けっこう突拍子もないプランがでてきたりします。その気持ち分かる。けど、何か新しいことを考えることに対して入口からハードルを上げ過ぎてると思ったりします。
世の中にないものは淘汰されたから
おそらく世の中になに商品やサービスを思いついた!と意気揚々と発言する若手がいたとして、その考えるという行為は大事だし、考えることの積み重ねが成長に繋がると思うので、それはそれで良いと思います。
ただ、ひとつ大事なことを頭に入れておく必要があって、若手ごときが思いついたアイデアはとっくの昔に誰かが思いついているし、なんならやってみてダメだったから世に存在しないということ。言葉が悪くて「ごとき」とか言ってしまいましたがお許しください。
0⇒1なんてほとんどない
よく考えて欲しいのですが、この世の中で0⇒1で生まれた商品やサービスはありますか?
例えば、あなたが今使っているスマホ。それはパソコンと携帯電話のかけ合わせですよね?
例えば、インターネットというサービスはデータ共有とデジタルのかけ合わせで生まれたもの。
#ティム・バーナーズ=リー
#www
近代において私たちの生活を劇的に変えたものですが0⇒1ではないという事実。
やっぱりイノベーションだよね
「何かと何かをかけ合わせて新しいものを創造する」のがイノベーションの意味だと思います。新規事業を考える際にはこのスタンスでいくべきだと思います。大丈夫、誰も無から何かを生み出せる人間なんていないですから。強いて言うなら神様ぐらいでしょうか。笑
あなたの身の回りにある商品やサービスは何と何のかけ合わせで生まれたのかを考えると、自頭を鍛えるのにとても良いと思います。
かけ合わせで生まれてくることやもの
かけ合わせ=イノベーションで生まれて、世に残っている商品やサービスで共通していることがあると思っていて、それは人の「負」を解決してくれているということです。
少し大きな例えですが、例えば地下鉄は、電車のレールを敷きたいけど、土地が限られている大都市がかかえている「負」を、乗り物と地下というかけ合わせで生まれたサービスと考えられると思います。
#地下鉄はロンドンで生まれた
#当時は馬車を地下で走らせていた
かけ合わせのコツ
なにか新規事業を考える時は、既存事業から半歩ないし一歩ぐらいはみ出たぐらいのアイデアが必要です。畑違いすぎる新規事業だと、別の意味で0から取り組まないといけなくて、膨大な時間と人をさかなければいけません。資金があり余っている会社が遊び的にトライするならいいですが、そんな会社はあまりないでしょう。
経験値を活かせる範疇でイノーべーティブな新規事業を考えると、上司や先輩がうなずきながら話を聞いてくれると思います。
まずは身の回りのかけ合わせを考えるという一人ブレストから始めてみてください。
コメント